あん摩マッサージ指圧
☯あん摩マッサージ指圧
あはき道では、あん摩・マッサージ・指圧の各手技を組合せ施術しています。
※大腿部(太もも)及び体幹部の施術において、本来のマッサージの定義の施術をご希望の方は、施術前に申出てください。
通常は、「あん摩」「指圧」の組合せの施術になります。
妊産婦の方の施術も対応いたします。
施術希望の方は、かかりつけの産科婦人科医に相談の上、ご来院してください。
●60分 ——- 3,000円
●妊産婦 ——- 2,000円
☯オプション
●刺さない美容はり —- 1,000円
●フェイシャルEMS — 2,000円
あん摩マッサージ指圧の適応症
健康管理や疲労回復を目的として広く親しまれています。
あん摩マッサージ指圧施術で期待できる効果
⦿神経系疾患:神経痛、末梢神経麻痺、末梢性けいれん、脳血管障害後遺症など
⦿運動器疾患:腰痛症、四十肩・五十肩、頚腕症候群、変形性膝関節症、関節リウマチ、筋肉痛、腱鞘炎、軽度の筋炎・腱炎、軟部組織の拘縮による関節の変形、骨折・脱臼・捻挫の後遺症など
⦿消化器疾患:常習性便秘、過敏性腸症候群、胃腸のアトニー(胃壁の筋肉が緩んで無力化した状態。胃酸過多になり消化不良を起こす)、慢性胃炎、慢性腸炎など消化機能の低下したものなど。
⦿呼吸器疾患:軽症の気管支喘息、慢性気管支炎など。
⦿循環器疾患:局所性の充血、うっ血、貧血、水腫など。
⦿婦人科疾患:うっ滞性乳腺炎、更年期障害、月経困難症など。
⦿不定愁訴症候群:頭重、頭痛、めまい、耳鳴り、肩こり、冷え性、のぼせ、不眠、全身のだるさなど。
※上記は、教科書記載の内容であり、「あん摩マッサージ指圧師国家試験」の出題範囲内であり、あん摩マッサージ指圧理論として問われる内容です。
※無資格・無免許・管轄省庁なしの「もみほぐし」「整体」「カイロプラティック」などに適応されているものではありませんのでご注意してください。
施術をお断りする場合
あん摩・マッサージ・指圧において
【絶対的禁忌】
絶対に施術を行ってはいけない疾患
発熱性疾患、悪性腫瘍、急性炎症、外傷部位、血寒疾患、潰瘍性疾患、化膿性疾患、重症の内臓疾患、安静を要する場合、中毒性疾患
【相対的禁忌】
禁忌症ではあるが症状や病態をよく知り、治療開始の時期・刺激の程度、施術部位など、慎重な配慮のもとに施術しても差し支えない状態。
動脈硬化症、妊娠、皮膚に創傷や発疹のある場合、脳卒中の初期など。
※あん摩マッサージ指圧に関してで、はり・きゅうの場合の禁忌とは違います。
アルントシュルツの刺激法則
刺激の強度と神経・筋の興奮性の関係。
弱い刺激は神経機能を喚起し、中等度の刺激はこれを興奮させ、強い刺激はこれを抑制させ、最強度の刺激はこれを制止する。
鎮静作用なら・・・強度刺激
興奮作用なら・・・弱中度刺激
あん摩マッサージ指圧の意義
あん摩マッサージ指圧は術者の手指(時には肘もあるかな)で相手の体表に機械的刺激(なでる、もむ、おす、ふるわせる、ひっぱる)を与え、生体反応を起こし、変調を整え、疾病を予防し、健康の保持・増進に役立てる施術です。
身体には、感覚神経の末端に色々なセンサー(温冷覚・痛覚・触圧覚など)があり、そのセンサーの情報は中枢である脳に送られ身体をコントロールしています。
☯あん摩は、中国から日本に伝えれれた手法で、はり・きゅう・漢方薬などの漢方医術の一科として、経絡・経穴理論をもとに体系化されたものです。
☯マッサージは、近世フランス・ドイツ・オランダで体系化され、明治中頃に日本に輸入(日本人軍医が持ち込んだ)され、現代医学における医療補助の施術として、広く医療や保険に応用されてきました。
☯指圧(メイドイン ジャパン)は、導引、古法あん摩、柔道の活法から発展した日本独特の施術であるが、大正初期にアメリカの整体療法の理論と手技を取り入れたものが現在の指圧です。
あん摩マッサージ指圧の大きな違いは
あん摩マッサージは、変化に富んだ複合圧(もむ・なでる・ひっぱる)に対して、指圧は、一点圧です。
あん摩
あん摩は、疾病の治療および予防、あるいは保健の目的で、徒手(施術者の手指)により一定の方式に従って、衣服の上から遠心性(体幹から末梢に向かって)に施術する技術で、「もみりょうじ」とも言われています。
あん摩の語源は、抑按調摩(よくあんちょうま)「押すことによって機能を抑制し、なでることによって機能を整える。」であり、抑按の「按」と調摩の「摩」をとって「按摩」と言うようになりました。
「按」は「押さえること」で瀉術(しゃじゅつ)を意味し、「摩」は「撫でること」で補術を意味しています。
従って、あん摩は東洋医術の刺激の与え方の二大原則を基礎とする補瀉の療法となります。
補瀉(ほしゃ)ですが、「ほめて育てる=補」、「厳しく育てる=瀉」みたいな感じです。
☯あん摩の手技
軽擦法(なで、さする手技)、揉捏法(筋肉を加圧・把握して、縦横・輪状にもむ)、圧迫法(適度な力を加えて押す)、振せん法(ふるわせ振動を与える)、叩打法(速やかにリズミカルにたたく)、曲手および運動法(関節の構造に従い、生理的可動範囲内に動かす)があります。
施術部位により、色々と組合せしています。
あはき道では、末端から体幹に向かう求心性の施術なので「あん摩」の基本とは違うかもしれませんネ。
マッサージ
マッサージは、疾病治療や予防あるいは保健の目的で、徒手で一定の手技・方式により、皮膚に直接触れ、求心性(末梢から体幹に向かって)に施術する技術で、応用する分野により医療マッサージ、保健マッサージ、スポーツマッサージ、産業マッサージ、美顔・美容マッサージなどに分類する。
マッサージ施術は、ヨーロッパの医師などが中心となり研究された経緯があり、主に医療目的で使われていました。
マッサージと言う語はフランス語で、その語源はギリシャ語の「マッシー」(もむ)、アラビア語の「マス」(やわらげる)という語からきたものと言われています。
☯マッサージの手技
軽擦法、揉捏法、強擦法、圧迫法、振せん法、叩打法があります。
※いずれの手技も、直接皮膚上に求心性に施術を行います。
指圧
指圧は、徒手で体表の一定部位を押圧し、その圧刺激により生体の変調を矯正し、健康の保持・増進をはかり、または特定の疾病治療に寄与する施術です。
押圧は、矯正と反射の二つの目的を持って行われるものです。
矯正とは、身体の形態を正常にすることを目的とする技術です。
反射とは、身体の機能を調整することを目的とする技術です。
矯正と反射の機転を応用して、全身機能を調整するものです。
☯指圧の手技
押圧操作、運動操作の2法です。
押圧操作には、三大原則があり、「垂直」「持続」「集中」があります。